プログラミングを学び始めた多くの人が直面する大きな壁、それは「挫折」です。
「やる気はあったはずなのに、気づけば手が止まってしまった…」
そんな経験をした人は決して少なくありません。
特に初心者は、完璧主義や短期的な成果を求めすぎるあまり、自らハードルを高くしてしまい、結果として続かなくなることが多いのです。
本記事では、私が実際に学習を続ける中で気づいた「たった1つのマインドセット」をご紹介します。
この考え方を持てば、学習ペースが遅くても、エラーが多くても、確実に成長を実感できるようになります。
完璧を目指さない
プログラミング初心者にありがちな落とし穴の一つが、「最初から完璧を目指す」ことです。
例えば、学び始めたばかりなのに「きれいで効率的なコードを書かないといけない」と考えてしまう人がいます。
しかし現実は、プロのエンジニアですら完璧なコードを書くことはほぼ不可能です。
重要なのはまず動くものを作ること。
動くものがあれば、そこから改善できますし、改善は学習の中で自然と身についていきます。
「動かない完璧なコード」よりも「動く未完成のコード」のほうが価値がある。
完璧を追い求めるより、まずは小さく動くものを作ることが、長く学び続けるコツです。
小さな成功体験を積み重ねる
モチベーションが続かない最大の原因は、成果を感じられないことです。
人間は達成感を感じることで、やる気を維持できます。
そこで意識すべきなのが、小さな成功体験を積み重ねること。
例えば、初めて「Hello World」を表示できたとき。ボタンを押したらアラートが出る機能を作れたとき。
これらは小さい成果に見えるかもしれませんが、学び始めのあなたにとっては確実な前進です。
「自分でもできた！」という感覚は、次の学習への原動力になります。
大きなアプリをいきなり完成させる必要はありません。
1つの機能を作れたら、それだけで立派な成功です。
「なぜ」を大切にする
プログラミング学習では、「なぜこのコードは動くのか」を常に意識することが重要です。
表面的に「こう書けば動く」と覚えるだけでは、少し違う状況に出くわしたときに対応できません。
例えば、変数に値を代入するときや、関数を呼び出すとき、その動作の裏側で何が起こっているのかを考える習慣を持つと、理解が一気に深まります。
「なぜ？」を繰り返すことで、自分の中に知識がつながりとして蓄積されます。
コミュニティを活用する
プログラミングは一人でも学べますが、仲間や質問できる場所があると成長スピードは格段に上がります。
オンライン掲示板、SNS、プログラミングスクールのSlackやDiscordなど、質問や相談ができるコミュニティはたくさん存在します。
他の人の質問やコードを見て学ぶこともできますし、自分が質問することで問題解決力も身につきます。
孤独に悩むより、仲間と一緒に学ぶほうが、圧倒的に挫折率は下がります。
結論
プログラミング学習で一番大事なのは、完璧を目指さず、小さな成功体験を積み重ね、学び続けることです。
挫折は失敗ではありません。
立ち止まっても、再び学び始めれば、それは成長のプロセスの一部です。
挫折は終わりではない。むしろ、それを乗り越えた先に本当の成長がある。
ぜひ今日から、完璧を求めすぎず、小さな一歩を積み重ねていきましょう。